今回はタイトルにちなんでお墓の改修・修理、リフォームについてお話したいと思います。
そもそも、修理とリフォームというのは全く意味合いが違います。
修理というのは修繕や作り直しといったことではなく、過去の状態に戻すことであります。
技術の進歩などで過去の状態を一層完全なものにする事だと考えております。
一方、リフォームというのはその時代・時代に合った形にする事だと思います。
言って見れば作り直しですね。
先祖が作ったものを大々的に変化させていいものか・・・・
人それぞれ考え方は違うと思いますが、お墓は故人の供養塔です。
合理的・功利的な考えとは違う、ある程度の理不尽さがつきまとい
そこに宗教性や神秘性がでてくるのではないかと思います。
石屋として、その工事に携わる際、一番重要なポイントだと考えております。
いわゆる、お骨を納めるところだけではないのです。
お参りがなかなかできなくとも、石碑があるだけで故人の供養になっている
という事が納骨堂との大きな違いではなかろうかと思います。
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